オリエンタル技研 総合カタログ CO39
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584RI実験施設 基本計画■ RI実験施設Facilities for Radioisotope ExperimentRI実験施設の安全性 放射性核種の分類RI実験施設を計画するには、まず、放射線による障害の防止を基本に、その施設の中で行われる実験作業の内容やRIの核種と量、動線を考えた上で実験作業の効率化を図る必要があります。なかでも放射線障害防止が最重要点になり、作業者への被曝対策のみならず、施設外への汚染防止に対しても万全を期さなければなりません。さらに、RI汚染防止の管理が完全であることを前提として、RI管理区域と非管理区域を完全に分離し、管理を行う必要があります。特に密封されていないRI物質を扱う施設においては、右表に注意して計画を立てることが大切です。■ RI実験施設の安全性表面汚染防止室内の床や壁、実験台の天板面、ヒュームフードや流し台の内面などの汚染防止。空気汚染防止RI物質が空気中に飛散することによる作業者被曝の防止と、RI物質を含んだ空気の室外排気による周辺環境への汚染防止。水質汚染防止RI物質の一部が排水の中に混入し、周辺の環境を著しく破壊することの防止。汚染廃棄物の保管・処理使用済みのRI汚染廃棄物の一時保管および処理が完全であること。RIの遮蔽使用中のRI物質からの作業者被曝の防止。事故時の対策災害に対して、いかなる場合においてもその処理・対策が完全であること。■ 計画・設計の注意点▶放射線障害防止法第1欄第2欄第3欄元素を放出する同位元素の種類数量(Bq)濃度(Bq/g)核種科学形等3H1×1091×1067Be1×1071×10310Be1×1061×10411C一酸化物および二酸化物1×1091×10111C一酸化物および二酸化物以外のもの1×1061×10114C一酸化物1×10111×10814C二酸化物1×10111×10714C一酸化物および二酸化物以外のもの1×1071×10413N1×1091×10215O1×1091×10218F1×1061×10119Ne1×1091×10222Na1×1061×10124Na1×1051×10128Mg放射平衡中の子孫核種を含む。1×1051×101■ 放射線を放出する同位元素の数量(一部抜粋)密封されていない放射性同位元素の規制特定許可使用者施設検査定期検査定期確認1TBq(1)100GBq(2)10GBq(3)1GBq(24)100MBq(15)10MBq(129)1MBq(395)100KBq(154)10kBq(48)1kBq(16)※許可使用ありなし10万倍※( )内の数字は、免除レベル値の数施設検査定期検査定期確認密封された放射性同位元素の規制特定許可使用者(1個で10TBq以上の線源)施設検査定期検査定期確認1TBq(1)100GBq(2)10GBq(3)1GBq(24)100MBq(15)10MBq(129)1MBq(395)100KBq(154)10kBq(48)1kBq(16)10TBq※許可使用届出1000倍ありなし※( )内の数字は、免除レベル値の数施設検査定期検査定期確認規制対象外規制対象外■ 所要手続き等を定める数量区 分施設検査(第12条の8)定期検査定期確認(第12条の9,第12条の10)特定許可使用者⑴ 密封された放射性同位元素10TBq(1個または1式)以上の線源有有 5年以内⑵ 放射線発生装置の使用有有 5年以内⑶ 密封されていない放射性同位元素の貯蔵能力がその種類ごとの下限数量に10万を乗じて得た数量以上の使用または保管有有 3年以内許可廃棄業者有有 3年以内■ 施設検査・定期検査・定期確認の対象者と期間放射性核種は下図例に示すように、種類や形態毎に明確に運用数量、濃度、使用許可必要値が規定されています。取り扱うレベルに応じた実験室計画を立案することが重要です。■ 放射性核種の分類低レベル実験室中レベル実験室高レベル実験室表面汚染に強く、かつ汚染除去が容易な内装材質を選定します。通常の化学実験室の設備と同等にしますが、濃度限度以上の排水・排気のある場合は適切な配慮をします。また、汚染の拡大を極力防止するために、実験室内には専用のフードを設置し、実験台上はビニールシート、吸水性シートで養生をします。RI実験室として設計されたものであり、十分な排気能力のあるフードやグローブボックス、遮蔽物を活用し、作業者の体内汚染防止に十分注意しなければなりません。内装および室内に設置されるものは、すべて汚染に強く洗浄等の除染ができるものを選定します。最も危険性の高いRI物質を使用する高レベル実験室では、RIは完全に密閉された空間でのみ取り扱えるように、専用のグローブボックスの設備や汚染拡大防止のために前室の設備が必要です。また、ソフトの面においても十分な管理規定の作成が必要になります。放射線を放出する同位元素の数量等を定める件 別表第1施設計画RI排気処理システムRI排水処理システムRI管理総合システム参考資料RI実験施設・設備

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