オリエンタル技研 総合カタログ CO39
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466イノバイブケージングシステム施設計画マキシマイザーケージングシステム実験動物用ステーション飼育ラック解剖台オートクレーブケージウォッシャー実験動物関連施設GLPの安全性基準適用には、生理的に均一な動物を飼育することが重要ですそのためには飼育環境を科学的にコントロールし、環境要因の基準値を満たし、その情報を客観視できる運用が必要です飼育環境GLPと動物実験の飼育環境■ 実験動物施設Laboratory Animal FacilityGLPによる安全性試験と動物種新たに医薬品の承認申請を行う際に添付する試験データは、【医薬品の安全性試験の実施に関する基準】(通称GLP)が適用されるため、精度の高い動物実験の実施が要請されます。GLPでは、新薬のもつ未知の毒性を動物実験によって解明する場合、生理的にヒトに近い動物を選んで実験を行い、ヒトに近い反応を得ようとする方法と、数多くの動物を網羅的に解析して、比較生物学的立場からヒトに現れる反応を推測する方法があげられています。新薬を使用する動物は一般的にマウスにはじまりラット、ウサギ、モルモット、イヌ、サルの順序で行われることが多く、最終的にはヒトの臨床試験に頼ることになります。これらの動物実験において精度の高いデータを得るためには、同種の動物間で反応にバラつきがなく、“どこでも”“いつでも”“だれでも”同じ結果が得られなくてはなりません。しかし、実験の対象となる動物は、飼育環境(飼育管理、栄養、健康状態)の違いにより異なった結果が出ることがあり、生理的に均一な動物を飼育することが重要になります。実験動物は環境からも著しい影響を受けるために、生理的均一性をもった動物を飼育するには、飼育環境の科学的コントロールが重要になります。飼育環境の要因 1. 気候的要因:温度・湿度・風速・気流等 2. 化学的・物理的要因:臭気・照明・騒音・換気等 3. 居住的要因:飼育室・ケージ・飼育棚・床敷・給餌器・給水器等 4. 栄養的要因:飼料・飲料水 5. 生物的要因:a. 同種動物要因:社会的順序・なわばり・闘争・性・収容密度等b. 異種動物要因:微生物・ヒト・他種動物等以上のように実験動物の飼育施設をプランニングしていく際には、GLPによる安全性試験の基準に基づいて、詳細にわたって検討していく必要があります。実験動物の飼育環境はさまざまな要素で構成されており、それぞれに基準値が設けられています。右図は日本建築学会により推奨される基準値を示したものです(「実験動物施設の建築及び設備」、2007年)。試 験使用動物単回投与毒性試験反復投与試験生殖試験依存性試験抗原性試験変異原性試験がん原性試験局所刺激性試験マウス・ラット・ウサギ・イヌマウス・ラット・ウサギ・イヌ・サルマウス・ラット・ウサギマウス・ラット・サルマウス・モルモット・ウサギマウス・シリアンハムスターマウス・ラットモルモット・ウサギ・ブタ飼育の基準値環境要因動物種と基準値動物種マウス・ラット・ハムスター・モルモットウサギサル・ネコ・イヌ温度20〜26℃18~24℃18~28℃湿度40~60%(30%以下70%以上になってはならない)換気回数6~15回/時(給排気の方式により適正値を決定)気流速度動物の居住域において0.2m/秒以下気圧周辺廊下と比較し、SPFバリアー区域では静圧差で20Pa、アイソレーターでは静圧差で150Pa高くする塵埃ISOクラス7(NASAクラス10000)(動物を飼育していないバリア区域)落下細菌動物を飼育していないバリアー区域で3個以下※1、動物を飼育していない通常の区域で30個以下臭気アンモニア濃度で20ppmをこえない照明150~300ルクス(床上40~85cm)※1:9cm径シャーレ30分開放(血液寒天48時間培養)■ 実験動物の飼育方式実験動物の飼育では、動物が室内あるいはケージから絶対に逃亡しないようにし、かつ、衛生的に飼育できることが必要です。右図のような各種の方法がありますが、採用する飼育方法は、動物施設の設計段階から決めておく必要があります。囲い方式飼育棚方式ペン型(檻方式)ラン型(運動場方式)併用型(檻と運動場)    床敷方式受皿方式棚掛方式壁掛方式簡易方式流水方式自動水洗方式前面開放層流方式閉鎖層流方式アイソレータ方式ハンガー方式水洗方式微生物制御飼育方式ケージ方式

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