オリエンタル技研 総合カタログ CO39
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 技術研究所では、以上のように3研究室が各々の技術力を進化させながら、同時に、互いに連携しながら、お客様からご提示いただく多様な課題に科学的に対応する力を強化していきます。 サイエンシング技術を継続的に発展させることは、研究施設に特化した日本で唯一の専門企業・オリエンタル技研工業の使命でもあります。そのため、以下の取り組みを特に重視していきたいと考えます。 まず、小さな技術ワールドにも科学のメスを入れ、専門家集団の総力を挙げて対処していきます。従来、ややもすれば些細なトラブルシューティングとして処理されるだけであったことが、科学的に検証することによって、潤滑油のような「すきま技術」の芽となる可能性があります。このようなすきま技術の開発に挑戦し続けることこそが、おそらくイノベーションの出発点になり、カギを握ると考えるからです。また、結果の如何にかかわらず、科学的な考察を徹底させていきます。イノベーションをもたらす“すきま技術”の開発に取り組むでOEL5レベルを達成しています。さらに蛍光法も導入済みで、さらに高いOELレベルも間もなく達成する見通しであり、業界トップの分析力を目指しています。 動物室では、実験動物飼育設備の提供に際して、ユーザーの使用条件をシミュレートした飼育を実施し、確実な性能検証を行ってきました。こうした性能検証を実施しているのは当社のみで、これがお客様から大きな信頼をいただいている理由と考えています。現在、最も力を注いでいるのは、動物のスマートラボシステムです。飼育中の動物の健康状態を把握する「体調指標」を設け、体重、運動量、便の状態等を絶えず観測し、自動的に飼育環境制御装置にフィードバックし、同時にその情報をユーザーに知らせるシステムです。体調不良動物を多数のケージから簡便に選択除去できることは、動物実験研究の質を高めるための最も基本的かつ重要なことと考えているからです。 テストルームでは、ASHRAE-110(米国規格)およびEN14175(EU規格)に基づくヒュームフードの物理的封じ込め性能検証技術を確立しています。プロダクションセンターに、生産ラインに直結した試験設備も増設され、設備の充実度と技術レベルは業界随一です。厳しい性能検証の豊富な経験は、より素晴らしい創造的研究空間を発想する糧となっています。014

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